黄葉

職場の前の木々も色づき、葉を落としはじめている。
紅葉、黄葉、緑のまま
肉厚なもの、大きいもの、干反るもの
それぞれの木がそれぞれのタイミングで
数日のずれの中で落ちてくる。

 

地によって色づきのトーンも違うのだろうか。
週末に訪れた兼六園の紅葉はやわらかな色だった。
人々が行き来する中、階段にあるひとひらの黄葉が目にとまる。
他の幾千幾万の葉と変わらないのに惹かれ、瞬時に愛しく感じてしまう不思議。

 

理屈ではない、言葉でもない、自然の中を歩くとあるのみで語り合えてくる。